猫は実にさまざまな表情を見せてくれますよね。
とりわけ怒った表情は迫力がありますが、その中でも「デビルフェイス」と呼ばれている表情があります。
そこで今回は、【究極の怒り顔!?】猫のデビルフェイスを画像付きで紹介!ということで「デビルフェイス」について調べてみました。
記事の後半では「デビルフェイス」の画像もご紹介しますので、ぜひご覧ください。
猫のデビルフェイスとは?
まず、デビルフェイスの猫画像はこちらです。
photo by Angry Ravs
デビルフェイスとは、このように①耳を横にピーンと尖らせ、目つきが鋭くなる(②目を見開いて、③瞳孔が開く④または瞳孔が細くなる)表情のことです。
「悪魔の角」のように見える耳の特徴などから、「デビルフェイス」と呼ばれるそうです。
<猫のデビルフェイスの特徴>
① 耳が横に向く
② 目を見開く
③ 瞳孔が開く
④ 瞳孔が縮小
※ デビルフェイスと呼ばれる表情は、① + ② + ③ or ④です。
※ 病気のケースは除外しています。
例えば、猫を撫でているときに上機嫌だった猫さんが、いつの間にかこの「デビルフェイス」の表情に変わっていたとします。
そんな時は、イライラをつのらせて今にも攻撃をしかけようしている状態なのですみやかに猫から離れましょう!
続いて、①~④の仕草ごとに、猫がどんな気持ちなのかもうちょっと詳しくみていきましょう。
① 耳が横に向く
▶ 怒り
▶ イライラ
▶ 警戒心
猫は危険を察知したときの警戒態勢やイライラや怒りを感じると、耳を横にピーンと向けます(いわゆるイカ耳)
なお恐怖心が高まるほど、相手に攻撃されて耳が傷つかないように伏せるようになります。
② 目を見開く
▶ 周囲の状況を把握しようとしている
目を見開くのは、周囲の状況を用心深く観察しようとしている証拠です。
③ 瞳孔が開く
▶ 興奮状態(恐怖、怒りなどで)
▶ 興味津々のとき
▶ 暗い場所のとき
猫は恐怖や怒りなどで興奮状態になってアドレナリンが大量に出ると、瞳孔が開いて黒目が大きくなります。
攻撃してくる相手をよく観察するために、瞳孔が大きくなるのですね。
恐怖心が大きくなるほど瞳孔は大きくなるため、瞳孔が細いときよりも恐怖心は大きいといわれています。
こんな瞳をしているときは要注意!
興味津々のときは、興味のあるモノを見逃すまいとして瞳孔を大きく開きます。
また猫は瞳孔を明るい場所では細くし、暗い場所では大きくすることで、瞳に入ってくる光の量を調節しています。
ちなみに、明るい場所で瞳孔が開き黒目が大きくなると、「暗い場所のとき」の理由が消えるので、興奮状態(怒り、恐怖などで)、興味津々のときの2つの気持ちに絞ることができます。
④ 瞳孔が縮小
▶ 緊張
▶ 威嚇
▶ 甘え
▶ リラックス状態のとき
▶ 明るい場所のとき
緊張などの不快な気持ちや威嚇のときにも、瞳孔は細くなります。
瞳孔が細くなるのは、茂みの隙間から獲物を注視するためという説もあります。
このほか、甘えやリラックス状態のときにも瞳孔が細くなります。
ちなみに、暗い場所で瞳孔が細くなって黒目が小さくなると、「明るい場所のとき」の理由が消えるので、興奮状態(怒り、恐怖などで)その他の気持ちに絞ることができます。
①~④のまとめ
以上のように、瞳孔の状態(③、④)には、怒りのほかにも色々な理由や感情が隠れています。
ですので、①の耳の状態で、なおかつ②~④の状態になっていれば怒りの表情、すなわちデビルフェイスです!
猫のデビルフェイス画像を一挙紹介!
ドデビルな猫から微デビルな猫まで、猫のデビルフェイス画像を集めましたのでぜひご覧ください!
鋭い視線を感じてふと上を見上げると・・・
いつもは可愛いあの子が・・・
今月分のマタタビです。お納めください。
photo by Guyon Morée
ぜひ肩をおモミさせていただきたいのですが?
photo by Juri Knauth
先ほどの方ですか?し、失礼しました!
photo by HannaElise
ひえっ・・・
photo by Orias1978
助けて~!!
photo by lysinewf
これは結構なデビり具合ですね。
絶対に目を合わせてはいけないやつです。
photo by Tambako The Jaguar
ドデビルが出たぞ~!(狩られる?)
Photo credit: AndyMcLemore on Visual Hunt / CC BY-SA
夜中に目を覚まして、こんな顔で見つめられてたら心臓が止まりそうです。
Photo credit: jamesjoel on Visual Hunt / CC BY-ND
美しささえ感じるほどのデビルフェイスです。
さいごに
今回は猫のデビルフェイスについてご紹介しました!
猫は実に表情豊かですね。
飼っている猫ちゃんがこんな表情になるのは避けたいけど、怖いもの見たさでついつい猫にちょっかいをかけてしまう飼い主さんは少なくないはず・・・?
そんなときは当記事のデビルフェイス画像を見て、その衝動を抑えるようにしていただけたら幸いです。