大型犬と超大型犬の特徴まとめ、画像付き![2/3]

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チェサピーク・ベイ・レトリーバー

水陸両用の頼りになる番犬

[犬種] チェサピーク・ベイ・レトリーバー
[原産] アメリカ
[別名] なし
[体高] オス:58~66センチほど メス:53~61センチほど
[体重] オス:29.5~36.5キロほど メス:25~32キロほど
[歴史] 起源については諸説ありますが、一説では1807年にイギリス船がチェサピーク湾で難破した際に、乗組員とともに救出されたニューファンドランド犬種がルーツとされています。その後、フラットコーテッド・レトリーバー、カーリーコーデット・レトリーバーの血が取り入れられて現在の姿になったと考えられています。
[外観] 大型犬で、体長が体高より若干長く、筋肉質かつ頑強な体格をしています。極寒の水中に飛び込んで水鳥類を回収する鳥猟犬として活躍してきた名残で、足のつま先には水かきがついているため、優れた水泳能力を発揮します。被毛は、粗い上毛とウール状の下毛のダブルコートで、油分に富んでおり抜群の耐水性があります。
[性格] 毛色は、ダーク・ブラウン、タンなどがあります。穏やかで優しい性格をしており、人間と強い信頼関係を築くことが出来ます。勇敢で警戒心が強いため、番犬にも適しています。
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チベタン・マスティフ

Tibetan Mastiff●
Photo credit: Petful.com via Visualhunt / CC BY

Tibetan Mastiff●_2
Photo credit: Petful.com via Visual hunt / CC BY

大型犬のルーツ!世界最強との声もある屈強な犬

[犬種] チベタン・マスティフ
[原産] 中国
[別名] チベット犬、東方神犬
[体高] オス:63~69センチほど メス:56~61センチほど
[体重] オス:65キロほど メス:60キロほど
[歴史] 世界最古の犬種の一つで、現在における全世界の大型犬のルーツとされています。チベタン・マスティフは、数千年前から牧羊犬や番犬として活躍し、軍用犬や闘犬としての歴史もあります。その屈強な体格と勇猛さから最強の犬との呼び声もあるほどです。2010年頃から価格が高騰し1000万元(約1億5000万円)となったこともありますが、その後、価格は暴落し2016年現在では数万円ほどになっているそうです。
[外観] 現在は小型化が進んできていますが、大型犬の中ではひときわ大きな体格をしています。全身は長い被毛に覆われており特に首回りの長い被毛が特徴的で、ライオンのようなたてがみを持つタイプもあります。毛色は、ブラック・アンド・ダン、グレー、ゴールドなどがあります。
[性格] 飼い主には忠誠を尽くします。しかし、元々は闘犬であり、以前ほどの勇猛さは影をひそめたものの、その気性の荒さは決して侮れず、その巨体と力の強さもあり飼い慣らすのは至難の業といわれています。
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マンチェスター・テリア

Kekeさん(@keeekki)が投稿した写真

スタイリッシュなネズミハンター

[犬種] マンチェスター・テリア
[原産] イギリス
[別名] ブラック・アンド・タン・テリア、ジェントルマンズ・テリア
[体高] オス:40~41センチほど メス:38センチほど
[体重] オス、メス:5~10キロほど
[歴史] 正確なことは不明ですが、19世紀にネズミ狩りや当時流行していた「ウサギ狩り競争」で活躍できる犬を作るため、ブラック・アンド・タン・テリアやウィペットなどと掛け合わせることで誕生しました。ネズミ狩犬だったため、小さな害獣を狩る能力に長けています。
[外観] コンパクトで引き締まったバランスの良い体型をしており、V字型の半立ち耳が特徴的です。被毛はなめらかで光沢があり、毛色はブラック・アンド・タン、ブラックがあります。
[性格] 活発で運動量はやや多いです。飼い主や家族には友好的で献身的ですが、警戒心が強く繊細なところがあるため、初対面の人に対しては距離をおこうとします。

ドーベルマン

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Doberman

卓越した身体能力と高い知能をもつスーパードッグ

[犬種] ドーベルマン
[原産] ドイツ
[別名] ドーベルマン・ピンシャー
[体高] オス:68~71センチほど、メス:63~66センチほど
[体重] オス:33キロほど、メス:27キロほど
[歴史] 19世紀末頃、ドイツのドーベルマンという個人が優秀な警備犬を作るため、ロットワイラ―、ジャーマン・ピンシャー、マンチェスター・テリア、ジャーマン・シェパード・ドッグを掛け合わせることによって誕生したといわれています。その後、その飛びぬけた身体能力や嗅覚、訓練性能の高さなどから、警察犬、軍用犬としても活躍しました。
[外観] スクエア型のスリムな体型をしており、首や四肢はスラッと長く、ぜい肉の無い引き締まった美しい筋肉が特徴的です。被毛はなめらかで短く、光沢があります。毛色はブラック、ブラウンなどがあります。
[性格] 勇猛果敢で危機察知能力に優れており、疲れ知らずのスタミナをもっています。知能が高く一度教え込まれたことは決して忘れませんし、飼い主には忠誠を尽くすため、警察犬、軍用犬だけでなく番犬としても優秀です。しかし、それには幼少の頃からの正しい訓練が不可欠です。

ドゴ・アルヘンティーノ

Dogo Argentino

最強の大型獣猟犬との呼び声高い、純白の戦士

[犬種] ドゴ・アルヘンティーノ
[原産] アルゼンチン
[別名] アルゼンチン・ドゴ、アルゼンチニアン・マスティフ
[体高] オス:62~68センチほど メス:60~65センチほど
[体重] オス、メス:36~45キロほど
[歴史] 20世紀前半、ピューマやイノシシなどの大型獣の猟犬を作り出すため、闘犬のコルドバ・ドッグに、ブルドッグやマスティフ系の多くの犬種を配合して誕生しました。現在ににおいては最強の大型獣猟犬ともいわれており、軍用犬、警察犬などとしても活躍しています。
[外観] 大型犬で筋骨たくましい体格をしており、その体格からは強い威圧感を受けるでしょう。全身は非常に短く真っ白な被毛に覆われており、被毛の色はこの完全な白のみです。目は小さく、被毛の下からうっすらと見えるピンク色の肌が特徴的です。
[性格] 基本的に、人間に対しては友好的で飼い主には従順ですが、プライドが高い一面があります。さらに、同性の犬に対しては攻撃性をあらわにして争いに発展することも珍しくありません。これらの理由から、飼育はとても難しいといわれており、初心者が気軽に飼える犬ではありません。

ナポリタン・マスティフ

侵入者は顔を見ただけで逃げ出す!?最も顔の怖い闘犬

[犬種] ナポリタン・マスティフ
[原産] イタリア
[別名] イタリアン・マスティフ
[体高] オス:65~75センチほど メス:60~68センチほど
[体重] オス:60~70キロほど、メス:50~60キロほど
[歴史] 古代ギリシャや古代ローマにおいて、大型の軍用犬・闘犬として活躍していたローマン・マスティフの末裔といわれています。元々は闘犬でしたが、警察犬、番犬としても活躍していました。
[外観] 超大型犬で、巨大な頭部と頑強な四肢をもち、非常にたくましい体格をしています。ひときわ目をひくのが全身の皮膚のたるみです。特に顔から首にかけての皮膚のたるみが顕著で、走ると顔のたるみが波打つのが特徴的です。その独特の風貌から「最も顔の恐ろしい犬」ともいわれています。被毛は短く光沢があり滑らかです。毛色は、ブラック、グレー、フォーン(金色がかった茶色)などがあります。
[性格] その風貌からは想像もつかないほど物静かで素直な性格をしています。飼い主や家族には愛情深く忠実です。ただし、頑固な一面があり、そのケタ違いの力と体力から、初心者が飼育するのは難しいといわれています。用心深いので番犬に向いています。

ニューファンドランド

正義感あふれる水難救助のスペシャリスト

[犬種] ニューファンドランド
[原産] カナダ
[別名] なし
[体高] オス:71センチほど メス:66センチほど
[体重] オス:68キロほど、メス:54キロほど
[歴史] この犬の起源は諸説ありますが、16世紀ごろカナダのニューファンドランド島に持ち込まれたマスティフ系の犬が祖先犬といわれています。グレート・ピレニーズやフレンチハウンドが祖先犬とされる説もあります。古くからタラ漁犬や水難救助犬として使われ、フランスでは現在でも水難救助犬として活躍しています。
[外観] 超大型犬で、筋肉質のたくましい体格をしています。古くから極寒の海で水難救助犬として活躍してきた歴史を物語るように、指と指の間には水かきがあり、非常に分厚い被毛は油分を多く含み防水性に優れています。毛色はブラック、ブラウン、グレー、ブラック・アンド・ホワイトなどがあります。
[性格] おおらかで温和な性格をしており、愛情深く家族思いです。頭が良く、泳ぐことが得意で溺れている人を見つけると真っ先に救助に向かうといわれています。

バーニーズ・マウンテン・ドッグ

Bernese Mountain Dog Bernese Mountain Dog_2

何物にも臆さない自信家

[犬種] バーニーズ・マウンテン・ドッグ
[原産] スイス
[別名] ベルナー、ゼネンフント、バーニーズ・キャトルドッグ
[体高] オス:64~70センチほど メス:58~66センチほど
[体重] オス、メス:40~44キロほど
[歴史] 約2000前、ローマ軍からスイスに連れてこられた警備犬(マスティフ系)と、スイス土着の牧羊犬の間に誕生したといわれています。作出当初は小動物の猟犬でしたが、その後は牧畜犬、護衛犬、荷車の牽引などさまざまな分野で活躍しました。現在においても作業犬や牧畜犬、番犬などとして飼われています。
[外観] 大型犬で、よく発達した分厚い胸や腰、骨太の四肢をもっており、荷車を引くための頑丈でたくましい体格をしています。豊富で長めの被毛は、光沢があり美しい。毛色は、ブラック地にホワイトと黄褐色のトライ・カラーです。
[性格] 基本的に温厚で、飼い主に対しては忠実で献身的です。ただし、物怖じしない自信満々な性格をしており、飼い主に対してむやみに甘えることはありませんし飼い主以外にはあまりなつきません。冷静で警戒心が強く、番犬としても優秀です。